
Xでは当サイトの理論的支柱になっている伊藤健一氏の著作、アースシリーズから、重要と思われる提言をBot的に引用させて頂いています。
Last update
2025 4/13
アンバランス接続に関する項目を更新しました。
Blog Update 2025/3/24
オーディオアース検証プロジェクト
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音響/オーディオにおける「接地・アース」に特化し、起因する問題の解決法を模索、提供していきます。いわゆるアースの取り方を定式化できる”かも"しれないという予感に基づいたサイトです。
検証段階につき随時更新中ですが、アースに悩まれている方、興味のある方は是非とも以下の方法を試してみて頂き、感想をお寄せいただければと思っております。
〜〜 アースを取る前に 〜〜
①アースを切る
いきなり逆説的ですが、この”切るアース”は日本のコンセント特有の片線アースです。”取るアース”"必要なアース"は機器のシャーシ(筐体)です。なおアース工事で3ピンのコンセントになっている場合も、接地極は使用しませんので、アース工事は不要です。
使用機材のうち、2ピンの電源プラグの電源線が機器のシャーシまで来ている場合、プラグ側にフェライトコアを入れて下さい。ここがシステムを揺らすノイズの入り口になります。
あまり重要視されていないようですがフェライトコアは使い方によっては絶縁トランスと似た効果を出すことができます。
尚、すでに絶縁トランスを使用されている方はこの手順は不要です。
詳しくはBlogの方に書いています。
※必要なもの・・フェライトコア
"日本のAC100V系の配線方法は〜片線アース方式になっている。この片線アース方式は電子機器にとっては致命的ともいえるほど耐ノイズ性を劣化させる原因なのである。特にコモンモードノイズと言われる雑音に対してはきわめてまずい接地方式なのである。"
伊藤健一 著「アースと静電気」より
②無線を乗せない
(無線機器以外のアンテナ化を避ける)
システムに無線接続(Wi-Fi,Bluetooth)がある場合、無線機器は全接続を外し、無線接続を済ませた後に有線接続を行うことでノイズが電源、信号に乗る事を避けられます。Wi-Fi,BluetoothがONになるタイミングによってはシステム全体にノイズとして乗ってきてしまいます。
※必要なもの・・なし
参照Blog
以上の2点はシステム内の配線ではどうにもできない箇所ですのでノイズ源が不明な場合、最初に当たってみるのが良いと思います。
※注)手法の性質上、バスパワー専用の機器に関しては繋いだり外したりという特徴が足枷になってしまいます。繋ぎっぱなしであればまだ良いのですが、つけたり外したりとなるとアースへの影響が避けられません。対処法が見つかればこちらに追記するつもりですが、現状では"バスパワー専用機器は満足に使用することは難しい"とさせていただきます。
基本的な考え方
概要としては単純なのですが、アナログ機器はアナログ機器同士でシャーシ(筐体)を繋ぎ、デジタル機器はデジタル機器同士で繋ぎます。この場合のアースはあくまでもFG(フレームグラウンド)とし、信号線=SG(シグナルグラウンド)は勘定に入れないことが重要になります。
電子機器のアースはそれぞれのシャーシのみで必要充分であり、必要なのはそれらを繋ぐための導線なり、金属板/端子台になります。
各機器の電位を一致させるため、アースに電気が流れないように配線をするのが主眼です。(※常識とは真逆のアプローチのように思われますが、アースに電気が流れている場合、そこに電位差が発生していることを意味すると思います。)
アナログ機器・デジタル機器が混在する場合は各々でアースをまとめ、お互いを一箇所で繋ぎます。
"〜筐体アースは「ポテンシャル(電位)を決めるアース」であって、「電流を流すアース」ではない〜"
伊藤健一 著「アース回路」より
・アンバランス接続機器のアースについて

update 2025 4/13
前提として使用機器は全て筐体アースしたいのですが、機器間接続にRCA端子、TSフォーン、同軸ケーブルなどのアンバランス系統(レコードプレーヤーなど)がある場合、グラウンドループに対処が要るようになります。
アンバランス接続はグラウンド(GND)に電流が流れますので、対処なしでシャーシからアースを取ろうとすると逆効果になります。
通常、アンバランス接続を主体とした機器、レコードプレーヤーやプリメインアンプなどは2ピンの電源プラグであり、信号線のGND(シグナルグラウンド/SG)で接続先機器との電位を一致させます。
この場合GND(SG)にマイナス電流が流れます。
その上でFG(フレームグラウンド/シャーシアース)をとってしまうと電流が流れるループが形成されてしまうので、アンバランス主体の機器は基本的にFGを取らない仕様になっており、そのまま使うのが適正です。
「片方ならアースして良いのか?」など、アース問題がややこしいとされる理由はこれがかなりの比率を占めているように思います。
これについてはブログでも扱ってますのでそちらをご覧ください。
壁コンセント

いわゆる「接地」はしません。電源ケーブルのアースピンは機器も含めて全て浮かせます。電源トランスの場合は二次側でやってみて下さい。
※) 電源(絶縁)トランスにACアダプタの機器やトランス内蔵のアンプを繋いでいる方は、一度はずして壁コンセントから電源を取って比較してみることをオススメします。
配線の手順としては
全ての電源ケーブルを抜き、信号線は接続
↓
アース配線
↓
電源ケーブル接続
↓
電源投入
となります。
◆圧着端子同士をネジ/ナットで繋ぐ際はステンレス、もしくは真鍮(黄銅)で統一するのが良いと思います(銅ネジは入手が難しいので、)。ステンレスは電気伝導率が悪いですが圧着端子同士の接続では問題ないようです。圧着スリーブで結線すれば銅で接続できますが繋ぎ直し/リカバリーの面で多少不便が出るかと思います。
◆オーディオシステムに関わらないその他家電とコンセントを共用せざるを得ない場合は上記の配線後、使用機器の電源を入れた後にに挿してください。
その際は極性を気にする必要が出てきます。その上で家電のAC電源コードを撚り合わせ、プラグ付近にノイズフィルタ(フェライトコア)を入れることで、影響を小さくできます。ただ厄介な点として仮に家電の極性を正しく合わせたとしても、ON/OFFのスイッチが両切り(ホット、コールドともに切断)か片切り(ホットのみ切断)かの問題があり、片切りの場合上記の方法ではONの状態でしか良い結果が得られないと思います。
※意外と難しいのですが、撚った上でフェライトコアを入れる場合は、コアの装着部分は撚らないでおいて下さい。フェライトをかます箇所は往き、還りの線が均等でなければなりません。
※フェライトコアはケーブルに電流が流れている時にしか効果を発揮しないということは割と重要なことかと思います。

シャーシアース

シャーシからアースを取る必要があるかどうかは機器の電源のタイプによります。

このタイプはシャーシにアース端子がついてるので基本的に不要です。

このタイプのACアダプタは接地極(アースピン)とDCのマイナス極との間に導通があるものとないものが存在するので、テスターで確認が必要です。導通がない場合はシャーシアースを取ります。



これらのタイプは2ピンなのでシャーシアースを取ります。
◆目ぼしいネジ部分が見つかったら、テスターで使用する予定の信号端子のGNDピンと導通確認、抵抗値測定をしておくと良いです。1Ω未満になればOKと思います。
最近の機器はシャーシ/筐体がプラスチックや樹脂のものが多くシャーシアースが取りづらいもの、取れないものも残念ながらあると思います。
※)注意点
基本的に2ピン電源プラグのアナログ機器などはアンバランス接続が前提されていますので、シャーシアースを行う場合はグラウンドループ対策を施さないと不具合を生じてしまいます。
アナログ側


金折をアース端子台に使用しています。野暮ったいですがこれが肝です。タイプレートなどでも代用できると思いますが、浮いた金属が残らないものにして下さい。こちらはアース線同士を直接結ばないのがポイントです。機器の電源に接地極が無い場合は筐体(シャーシ)から取ります。
◆端子台に関しては多少、電気伝導率が関係してくるようですので、極端に低いステンレス製の物は避けた方が良いようです。上の写真のものは鉄にブロンズメッキのものなので伝導率は良いとは言えませんが、右下の写真、銅に錫(すず)メッキされたものと比べても遜色はないものと感じます。
※)左はユニクロメッキされた鉄のプレート、右は銅にすずメッキされたコネクタです。
update 2025 3/31
◆アース端子の配列は端から微弱信号の機器から順に並べていき、電源タップが3Pinであればその端子は最後に接続します。
※大小の判断は機器の定格消費電力を参照すると良いと思います。シャーシとアース導通のあるACアダプタはアダプタのAC(入力)側のA/アンペアを参照します。
100V環境で1Aと記載があれば100W、0.8Aであれば80Wとして下さい(実際には変換効率/力率の関係でそこまで消費されません)。200V環境であれば倍になります。
機器本体とアース導通がないACアダプタで、シャーシからアース線を引く場合は最も小さい扱いにして下さい。
複数ある場合はアダプタ本体に記載されているDC側のVA(ボルト×アンペア)の数値で大小を判断できます。
また、ACアダプタではない2ピン電源の機器の場合はシャーシからアースを取ってもその限りではありませんので注意されて下さい。
ACアダプタ機器の二次側(シャーシ)と一次側(AC電源)の接地極が絶縁されている場合、一次側のアースはこの電源の端子の隣がベストかと思います。これらのアースは信号を扱わないので、浮いた金属を残さない為、またはシールド電源ケーブルであれば電磁シールドを成立させる為にアースするといった形になります。
一次側に接地端子が無い(直付けやメガネケーブル)場合はそのまま電源に挿してしまってOKです。
◆アース配線後は、必ずタップ→機材1→機材2という感じで一つずつ挿して行って下さい。定格消費電力の大きい順が良いと思います。ACアダプタの機器は上記の通りアダプタのAC入力側のアンペアを参照します。
◆アナログ機器のラックマウントについて
パワーアンプやミキサー、アウトボードをラックマウントで使用される場合、機器同士、及び機器⇄ラック間でシャーシがアースされないように注意されて下さい。ここでアースが繋がってしまうと共通インピーダンスというノイズ源になります。金属の表面が塗装されていれば絶縁されていますが、ネジ穴は怪しいので絶縁材のワッシャー、ネジを使用されて下さい。金属ラック自体をアースしたい場合は上記の金折までアース線を引くのですが、当方環境では浮かせてしまった方が良好な結果になっています。


デジタル側


上の写真、左からの線はPC筐体(シャーシ)から引いたアース線、右からの線は電源タップのアースピンを浮かせてそこから引いたものです。
電源プラグは右からPCのACアダプタ(アース端子なし)、外付けHDD、AD/DAコンバータです。
こちらは直接結びます。
update 2025 3/31
「◆各アース端子は動作周波数(CPU)や取扱う信号周波数が高い(=転送速度が早い)順」
↑
訂正します
こちらもアナログ側同様に定格消費電力を参照するのが良いようです。端子は重ねるので大→小でも小→大でもOKです。
注意点はアナログと同じく本体とアース導通がないACアダプタ機器からシャーシアースをとった場合は最も小さい扱いになる点です。
上記の写真の例を取りますと、
・PCのACアダプタ(アース端子なし)/AC入力1A(アンペア)で、100V環境ですので x100で、=100W
・HDDのACアダプタ(シャーシとアース導通あり)/AC入力0.8A=80W
・D/Aコンバータ(3ピン電源)/定格消費電力 7W
ですので
電源プラグはコンセントに近い方(右側)から大きい順に、PC・HDD・DAコンバータ
という順に挿します。
一方、アース端子の方はPCがシャーシからのアースになり、ACアダプタで交流電源とは絶縁されてますのでDAコンバータより小さい扱いになります。
したがってアースの圧着端子は大きい方から
HDD・DAコンバータ・PC
という順になり、電源の順番とはギャップができますが、それでOKです。HDDの面を電源タップからの端子に重ねてアース完了です。
※ちなみにThunderbolt/Firewireでデイジーチェーンの場合も電源ではなく、アースの順番に従った方が良いと思います。
◆電源タップのアース線や、シャーシと導通のないACアダプタのアース線など、信号を扱わないものは、重ねた機器同士の端子のうち、電力の大きい側の面に重ねてネジ締めします。そして、機器の電源を入れる際は、小さい方から大きい方へ、順に入れます。信号を扱わないアース線が複数ある場合は重ね合わせると問題になるので、下記の対処法を参照されてください。
※ 接地極付きのACアダプタは一次側接地極と機器の筐体とが絶縁されている場合とそうでない場合がありますので、確認するにはテスターで導通チェックが必要になります。
アナログ側も同様ですが二次側(機器のシャーシ)が浮いた場合はその機器のアースが信号線経由でのみアースされた形、下駄を履いた状態(共通インピーダンス)になります。デジタル側は影響は小さいですが、極力避けた方が良いでしょう。
◆二次側と導通がない接地極付きACアダプタや電源タップのアース線は、高周波のアースとして扱えないので、これらを上記のように圧着端子同士で重ね合わせるとノイズ(共通インピーダンス)になります。これらが複数ある場合は機器類がフルデジタルであってもアナログ側同様に端子台に相当するものが必要になります。


例として
・シャーシと導通のないACアダプタのアース線
・電源タップのアース線
・それ以外は高周波デジタル機器(×3)
の場合です
まずはデジタル機器同士のアース端子を重ねて、そこにプラス一本、端子台への渡り線を足します。
※上記に従ってデジタル機器の中で最も電力の大きいものから渡り線を出すのが良いと思います。
※)この渡り線は取り回しに特に注意してください。強力な浮遊容量(ストレーキャパシティ)を持ち、他の線との接近・接触はお互いにノイズになるので、避けられるよう、長すぎず、短すぎない配線が望ましいです。
端子台にACアダプタのアース線、電源タップのアース線を重ならないように配置し、渡り線を電源タップのアース端子とデジタル機器からの重ねて接続、固定すればOKです(ネジ及びナットはステンレス製を使用しました)。
※注)外部クロックジェネレータを使用されている方はジェネレータはアナログ機器として扱って下さい。
◆デジタル機器のラックマウントについて
デジタル機器についてはアナログとは逆にラック経由でしっかりと繋げた方が良くなり得ます。共通インピーダンスは出来てしまうのですが、デジタルの場合はそれ以上にストレーキャパシティ(浮遊容量)が問題になります。電子回路の設計で「ベタアース」や「多点アース」の必要性が説かれる場合が、このデジタル機器のラックマウントにも該当すると思います。ホームオーディオに近い環境であれば、デジタルのラックマウントはなるべく避けた方が良いのでは・・と個人的には思っておりますが、PAやスタジオなどの場合はそうもいかないと思いますので機器構成と相談の上、カットアンドトライして見て下さい。
アース線の取り回しについて
-
アース線と直流(DC)の電源線は触れないようにする。
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アース線同士はなるべく触れさせない程度に配線
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絶縁キャップは相手側の端子、及びネジ、ナットに触れないように装着します
NGです↓

OKです。↓

コンセント単独化できました。



update 2025 3/31
◆アース配線は従来と大きな変わりはありません。プレートは左から右にかけてアナログ信号の小さい順、デジタル系は圧着端子を重ね、渡り線(PC,AD/DA,HDD,渡り線,の順に重なってます)を出し、電源タップのアース端子の上に繋ぎます。
ちょっと写真が良くないのですが、プレートにアース端子の絶縁キャップが触れているとあまり好ましくないので、端子を軽く折り曲げてキャップがプレート表面に触れないようにした方が良さそうです。
※)この渡り線は取り回しに特に注意してください。強力な浮遊容量(ストレーキャパシティ)を持ち、他の線との接近・接触はお互いにノイズになるので、避けられるよう、長すぎず、短すぎない配線が望ましいです。
端子台はユニクロメッキされた鉄プレート、ネジ、ナットはステンレスです。
ちなみに端子台は広く使い、面積利用率を高くしたほうが良いようです。
これはイマイチでした
↓

※)重要な点なので繰返しになりますが、アース配線に変更を加える場合は必ず電源プラグを全て抜いてから行なってください。面倒なのでタップの大元だけ抜いて済ませたくなりますが、特に詰めの段階ではそれでベストの配線を見逃すことになるので、骨折り損になってしまいます。
◆ 電源コンセントは、一口しか使っていません。プラグを指す順番(上流・下流)が肝になるので、電源タップは口が一列に並んだものが見た目で判断しやすいので良いかと思います。ケーブルに近い口を上流としてください。

埋め込みダブルコンセントが並列に並んだ四個口タップなどは背面の配線で判断できるかと思います。
注)壁コンセントの中を確認するには第二種電気工事士の資格が必要ですので、該当しない方は壁コンセントを開けるのは、避けていただくようお願いします。
update 2025 3/29
◆電源を指す順番はまずデジタル系を
✖️周波数高い順
◎定格消費電力高い順
を目安に挿し、続いてアナログ系も定格消費電力(最大消費電力)順に挿します。ACアダプタの場合はアダプタの入力側のA(アンペア)を参照してください。アダプタ本体に記載があります。100V環境で1Aであれば100W、0.3Aであれば30Wとして下さい。

アース配線は以上です。
各種ケーブルはお好みのもの、こだわりの物があればそれで良いと思います。しいてアース線材に関して言えば、あまり太く無いものが無難と思います。
うまくいったかたは主にいわゆる音場、音像、定位の面で改善が見られたと思います。高周波が乗らなくなり、スッキリするでしょう。
如何でしょう、接地工事は要りません。
ピュアオーディオ、プアオーディオ関わらず、小規模音響施設くらいまでであれば導入しやすいでしょう。
是非とも興味の湧いた方は試してみて下さい。
手法はほぼすべて公開してしまっていますが、解説が至らない部分もあるかと思いますのでお気軽にご相談いただければと思っております。
この手法の主眼は”機器の電位の安定化”です。「電子機器(エレクトロニクス)のアース」と保安、感電防止を目的とした「電力関係のアース」(接地)を別物と考えました。「アース端子を浮かせて危険じゃないのか?」という向きもあるかもしれませんが、そうなると2pinプラグの機器は危険ということになってしまいます。実際にはそんなことはなく、感電防止措置は当然採られています。上記手法はいわゆる"仮想アース"と呼ばれているものに近いと思いますが、保安接地の観点からの仮想なのであって電子機器の観点からは仮想ではなく、リアルのアースと言えると思います。「飛行機や宇宙船のアースは?」ということを考えますと、答えは”筐体”すなわちボディです。つまり機器は完成した時にはアースされているのであって、ここで行っているのは"アースとアースをどう繋ぐのか"ということになります。
デジタル、アナログに関しては電子回路の考え方を参考にしています。アナログのアース結線を便宜上「一点アース」、デジタルの方は「ベタアース」(本来は回路パターンの用語)と呼びますが、これはアナログで避けるべきは「共通インピーダンス」、デジタルで避けるべきは「ストレーキャパシティ」(浮遊容量または寄生容量)であるという考えです。アナログでベタアース結線をすると共通インピーダンスが問題になり、デジタルで一点アースをするとストレーキャパシティが問題になってノイズになります。その意味では通常の3pinプラグを挿しての運用はどちらに対しても中途半端になっています。たとえば経験ある方もおられると思いますが、壁コンのタップのアースピンだけを浮かせて機器側は3pinで接続すればそれだけで共通インピーダンスが減少するので、アナログ機器は良くなるはずです。
「アースするとは をなくすことなり!!」
